先生とあたしの恋
「熱は?」
先生の顔が近付いて
オデコにピタンと……
手が乗せられた……
手…なんだ……
オデコが良かったな。
「うん、もう、大丈夫だな。」
「はい、もう、スッカリ良くなりました。」
「良かった。朝ご飯まで、まだ時間がある、もう少し、休んでおけ、今日は学校も休みだ、先生も姉貴の家でゆっくりする予定だから……
藤井、何か心配事が、あったら、先生になんでも話すんだぞ、1人で、抱え込むんじゃないぞ。」
「先生…ありがとうございます」
「お家の方には、どうするか?自分で連絡できるか?お母さん…きっと心配しているぞ」
「はい……後で、電話します。」
「そうか。じゃあ、先生、顔、洗ってくるからな。後で呼びに来るから、もう少し、眠りなさい」
先生は、そう言うと、部屋を出て行った……