先生とあたしの恋
「あ、姉貴、おはよう」
「おはよう、恭介、顔洗ったの?」
「あぁ。洗ったよ。」
「そう、もうすぐしたら、ご飯だからね、まぁ、ゆっくり待ってて」
「あの、あたし、なにかお手伝い、」
「あぁ、いいのよ、いいのよ、病み上がりだから、沙織ちゃんは、ゆっくり休んでいないとダメ。
ね、分かった?」
「はい。」
「あ、じゃあ俺が」
「恭介もいいよ、沙織ちゃんの話、聞いてあげて」
「えっ?」
「なに?なにか先生に話したい事でもあるのか?」
「えっ!?あ、その…」
「沙織ちゃん、たまには、自分の本当の気持ち、伝えてもいいと思うよ。
伝えたい時は、伝えちゃいなさい。ね」
正直、あたしが先生を好きな事がバレたと思った。
けど
「恭介は、沙織ちゃんの先生なんだから」
この言葉で、あたしは、まだ、あたしの気持ち
先生や、お姉さんにもバレていないと思っていた…