先生とあたしの恋
「沙織、どうかしたの?」
お母さんが、心配そうな顔して言った。
「ううん、なんでもないよ、お母さん、もう先生の用事、終わったから…」
「そう?もういいの?」
「うん、あたし、疲れたから、少し休むね」
「そう?じゃあ、後でまたゆっくりと話そうか。お昼は?」
「後で、いいよ、まだ、余り食欲ないんだ。」
「そう、お腹空いたら、ちゃんと言うのよ。」
「うん、ありがとう、お母さん。じゃあ、部屋に行くね。」
「はい、おやすみ」
「おやすみなさい」
ドキドキする気持ちを抑えながら
階段を上がり部屋のドアを開けて
ベッドにボスン!とダイブした。