先生とあたしの恋
放課後。
誰も教室からいなくなったのを見計らって
デスクでプリントの整理をしていた先生に近寄った。
「ねぇ、先生。」
「なんだ?橘、何か分からない事でもあるのか?」
「えぇ~、まぁ。」
「なんだ?言ってみろ」
じゃあ、遠慮なく聞くけどさ…
「先生って、沙織の事、好きなの?」
「えっ…?」
なに?その動揺しまくっている顔…
「な、何を言ってるんだ…橘…俺が生徒を」
「好きなんでしょう?」
「お前、いい加減にしないか!!」
あっ、ヤッパ図星だ。