先生とあたしの恋

「沙織!ごめん、お待たせ……先生…」

「斎藤…」

ただ、藤井と2人でいただけなのに

見られてはいけなかったような


後ろめたさを感じた俺は

「じゃぁ、2人共、気をつけて帰るんだぞ。」


そう言うと、別に何も悪い事をしていないが


まるで、逃げるように美術室を出て行ってしまった。



斎藤…変に思ってなきゃいいが…



って…俺…なにやってんだ…。





< 293 / 423 >

この作品をシェア

pagetop