先生とあたしの恋
ドーナツ屋さんを出る頃には
辺りは、夕焼け空に包まれていて
クリスマスソングが溢れている、クリスマスカラーに染められた
買い物帰りの主婦や、部活帰りの子達で賑わう商店街の、この道を
メグちゃんと2人
お互い、何も話さないまま
肩を並べて家路に向かった。
ねぇ、メグちゃん…
いつか、恋は叶う日が来るんだよね。
好きな人に、もう一度、自分の気持ちをぶつける事は
凄く勇気がいる事だけど
あたし、やってみようと思うんだ。
だけど…まだメグちゃんには言えないよ。
メグちゃんも、色々大変だから
また、怒られるかもしれないけど
もう、メグちゃんに心配かけたくないんだ。