先生とあたしの恋
メグちゃんとの分かれ道。
「メグちゃん、ありがとうね、話し聞いてくれて」
「ううん、あたしこそ、ありがとう沙織」
「じゃあ、また明日ね」
「うん、あしたね」
2人、同時に別々の道に歩き始めた。
けど…
「メグちゃん!」
あたしは、メグちゃんを呼び止めた。
「なに?沙織。」
「あたし、頑張るよ。だから、メグちゃんも、ね、」
「うん、分かっているよ、ありがとう」
「じゃあね、バイバイ」
「バイバイ、沙織」
そして、あたし達は、また歩き始めた。
あたしの胸には、先生がいて
そして、メグちゃんの心の中には
橘君がいる…
きっと、いつか、メグちゃんは、橘君を好きになる…
メグちゃんには、きっと怒ると想うから言わなかったけど
なんだか、そんな気がしたんだ。
夕暮れ時の、空を見上げたら
気の早い、一番星が小さな光を精一杯
輝かせていました。
あたしも、いつか、輝きたいな
先生の心の中で
消える事のない
光になりたい。