先生とあたしの恋

時々、メグちゃんに背中押してもらいながら、なんとか、目的地が見えてきた頃

とうとう、足に限界が来てしまったみたい……


さっきより、なんか少し腫れてきた感じの足首。


目的地は、あともう少しなんだけどな…
なんか、悔しいな。きのう、調子に乗っちゃったからな…


はぁ…先生に、いいとこ見せたかっただけなんだけどな…


あたし、いつもそうなんだよね。

誰かによく見てもらいたいって思ったら
そういう時に限って失敗してしまったりさ。


無心で何かしてる方が、上手くいったりしてね。


欲が出ると、やっぱり、いけないのかな…



ちょっとテンション下がり気味になってきた…



「さおりぃ~あと、少しだ!ガンバレ!」

「メグちゃぁ~ん、ありがとう~がんばるようぉ~」


メグちゃんも、疲れてるのに、あたしの背中押してくれてる。

もう、メグちゃん大好き!




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