先生とあたしの恋
「あした会えるか?」の先生の言葉…
まるで夢みたい……
先生から携帯を貸してと言われた。
あたしは、ドキドキしながら後ろを向いて、渡すタイミングが分からなくなった、箱をバックの中に入れて、携帯を取り出し、先生に渡した。
すると、先生は、携帯を開いて「これでいいか?」なんて聞きながら
ボタンをピコピコ押して閉じると
「はい。」と笑顔で渡して
「俺の番号とメルアド。あとで連絡して」
「はい」
「じゃあ、俺、行くから、連絡待っているよ」
「はい」
先生は、あたしの肩を軽くポンと触れると、「また、あしたな」と優しく言って
「斎藤!もういいぞ、ごめんな、待たせて」
と言って、美術室から出ていった……
代わりに、顔を赤くしながらメグちゃんが
「沙織ぃ~~あんたぁ………」
「メグちゃん…」