先生とあたしの恋

公園には、すでに先生の車が停まっていた。

車に近づくと、運転席の中に先生の姿を見つけた。


ドキドキしながら、助手席に近づいて

コンコン♪と窓を軽くノックしたら


先生が、あたしに気づいて、ニコって笑うと

助手席にドアを開けてくれた。



「いらっしゃい」と先生。

「あ、はい。いらっしゃいました。あれ?」あたしの中は

パニック寸前。

運転席の先生

いつもと違う…。



いつもは、スーツの先生が

黒のハイネックのカットソーに、デニム履いて、少し先が尖った、黒の靴。

ドキドキ…ドキドキ…

ただでさえ、あったかい車の中。


先生見たら、余計に顔が火照っていくのを感じた。




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