先生とあたしの恋

沙織side

先生と2人きりの車の中

ドキドキする鼓動をひたすら抑えながら

心は正直で、頬の赤みは益々赤くなっていく。

せっかくのデートなのに

何を話していいか分からず

ただ、流れてきたサヨコの歌声に耳を傾け

愛おしい想いを歌う恋歌に

心は、ドンドン持っていかれた。



結局、余り話す事ができないまま

車は映画館に着いてしまった。

帰りには、もっと話せるようになっていたらいいな。


車から降りる時
あたしの携帯が急に鳴り響いた。


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