先生とあたしの恋
そして、ベッドに横たわる
お父さんの顔
真っ青な、血の気のない顔が
胸に痛く突き刺さり
右手をそっと、握りしめた…
久しぶりに触れる
お父さんの手…
小さい頃は
凄く大きく感じていたのに…
久しぶりに握った手の平
あたしより
少し大きいぐらいで
こんなにも
お父さんの手って
小さかったのかなって思ったら
胸がギュッと締め付けられる気がして
苦しいよ…
この手で、お母さんと、あたしを
ずっと支えてくれていたんだよね…