先生とあたしの恋
藤井が病院に戻ったあとも

俺は、暫く駐車場に車を停めたまま

もしかしたら、また藤井が来るかもしれない…


そんな想いを抱きながら


窓を開け…煙草に火を灯した…


白い息の中に
白い煙りがまじわり…



冷たい風が頬にあたる…


藤井は、大丈夫なのか?


できる事なら

藤井のそばにずっと付いていたいよ…



だが、それはできぬ願い…



窓を閉め



ため息ひとつ零し

アクセスを踏んだ…


どうか…藤井のお父さんが無事でいますように…


藤井の未来が明るい未来でありますように


神に祈りながら


家路に向かった…



きょうは、クリスマスイブ


神よ…藤井を

藤井の家族を見守りください…。




神よ…





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