先生とあたしの恋

「ごめん!沙織。クリスマスにちょっとね…会ってね…それで…ね…橘君…」


「まぁ~な…いつの間にか、好きになってたっていうか…



それより、お前はどうなんだよ?」




「あ、話し逸らした。」


「いいじゃないかよ!」

そして、小声で
「先生とは、どうなったんだよ?」と聞いてきた


あたしの顔も、一瞬で赤くなり

それを見た2人は


顔を見合わせ

「良かったね」

「良かったなっ!」と喜んでくれた。



そして、「席につけぇ~」と久しぶりに聞く先生の教室に響き渡る声を



大切に聞きながら




自分の席に向かった。


席につくと、先生と目が合って、ニコって、笑うと

先生は、ゴホンっと咳払いをしながら

ニカッと笑ってくれた。


幸せな時間


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