先生とあたしの恋
「なぁ…沙織…」
「なに?先生…」
「俺…迎えに行くから…」
「えっ…?」
「沙織が高校を卒業する時
俺…迎えに行く…」
「先生…?」
「約束する…だから、待っていてくれないか?俺の事…ずっと、待っていてくれないか?」
「先生…本当に?」
「あぁ…俺には…沙織しかいないから…
待っていてくれるか…?」
「うん…うん…うん…先生…」
「先生じゃないって、言っただろう…」
「きょう…す…」
最後にもう一度
沙織の小さな唇に唇を重ねた
絡み合い…重なり合う…
吐息が色っぽくて
朝焼けに染まる
空の下
2人だけの空間の世界に
未来が
2人の未来が
これから先も
ずっと…ずっと永遠に続いていきますように
何度も…何度も
唇を重ねた…