先生とあたしの恋
「ヤッパリ、そうなんだ!」
「……うん。」
美術室にいるの、あたし達の他に3人
2人、椅子を近づけて、小さい声で話し始めた。
「誰?」
「沙織ちゃんが、知ってる人よ」
「ヤッパリ?」
「うん。」
「なに、倫太郎くん?」
「ううん。」
「雅樹くん?」
「ううん」
「じゃあ、榊原くん」
「ううん、違う。」
「えぇ~じゃあ~誰?」
「沙織ちゃんと、仲良し…」
「あたしと、仲良し?」
あたしと、仲良しっていったら、1人しか…………
「え、草太?」
そう言った途端
ただでさえ、赤い顔
余計に赤くなってる清ちゃん。
「そうなんだ…」
「うん。」
清ちゃんは、小さく頷いた。