先生とあたしの恋
「先に、駐車場に行っていてくれ、先生、ちょっと荷物取ってくるから」
「はい。」
「あ、先生の車、分かるか?」
「はい!あの、黒のキューブみたいな…」
「そう、よく知っているなぁ~」
当たり前だ、いつも先生の車、探して見てたから…
「じゃ、待っていてくれ。」
「あの!」
「なんだ?」
「本当に、いいんですか?」
先生、クスって笑って
「あぁ、いつかの四つ葉のクローバーのお礼さ。」
「えっ…」
ドキンとした…
「あ、みんなには内緒だぞ。藤井だけの課外授業だから」
「あ、はい。」
「じゃ、待ってな。」
そう言って、先生は、忙しいで職員室に消えて行ってしまった…