あなたのとけい
午前零時
眠れぬ夜

不意に見上げた 時計の針は


午前零時

一日の終着点を告げる

そっと 目を閉じた瞬間
耳元で聴いた 悪魔の声
ああ… よくある
こんなシーン


そう 何時かのドラマで観た


まるで 悪夢の様な
リアルな現実


わたしに 戸惑う余地など無い


午前零時の闇へ
唯 堕ちて行くだけ


暗闇に独り

わたしには 見えない

あなたの心の真実

重なる 声の嘲笑

哀しい 人間模様


午前零時

暗闇に散った 悲劇

幸せは パズルの欠片

わたしは 落としてしまった


この掌中から

二度と拾うことの出来ない


幸せの欠片


あなたと言う

掛け替えの無い

命の欠片
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