イケメンhomeless
昼休みになって

雛子と屋上へ向かった

学生同士のカップルが

何だか羨ましく思えた

でもそれは考えても仕方ない

そう思いながら

屋上のベンチに雛子と座った


「渚・・・何かあった?」

雛子が聞いて来たので

アタシは昨日のことを話した

「そっか~薫ちゃんは

何とも思ってなくても

相手が諦めるかどうかだよね

やっぱ会社とか学校とかで

離れてると その間の時間って

不安になるよね

アタシなんかもそうだよ

龍は会社で働いてるし

会えるのは

土日とかの休みだけだからね」


「雛子に比べたらアタシは

贅沢なんだろうけど・・・

家で会えるし

でも気になるんだよね

3日も家に居ないの初めてだし

研修だし仕方ないけどね」


「朝、先に薫ちゃんが

家を出たならメールとか

してないんだよね?

昼休みだし入れてみたら?」


「ん~返事が返って来るの

遅かったら色々考えそうだし

薫ちゃんからメール来てから

返信するよ」


「そうだよねアタシが渚なら

メール遅かったら

多分色々考えそうだし」


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