イケメンhomeless
「薫ちゃんの荷物って多い?」


「ん~要らない物は

処分するって言ってたから

そんなに多くはならないけど

私の車には乗らないって感じ」


「桜子さんの車に乗らないなら

どうやって運ぶか...だよね」


「トラックを薫ちゃんが

借りてるから大丈夫だよ」


「そっか~薫ちゃんって結構 

動くのが早いよね」


「あ~思い立ったら

行動するタイプみたいだね」


「うんうん」


桜子さんが車で

送ってくれるので話をしてて

家を出る時間になった


「そろそろ送るね」


桜子さんと家を出て

車に乗って

学校前で降ろしてもらった

赤いスポーツタイプの車が

目立ったようで校門で

立ってる先生や

生徒が驚いて見てた


アタシは桜子さんの車を

見送って校門をくぐって

教室へと向かった

教室を入ると雛子が

アタシに寄って来た


「もしかして桜子さん

渚んちに泊まったの?」


「うん でも

ちゃんと別々に寝たよ」


「そっか~でも・・・

薫ちゃん聞いたら

怒りそうだね」


「多分ね

アタシが泊まってって

言ったから

怒らないと思うんだけどね」


雛子との話を遮るように

授業開始のチャイムがなった



< 160 / 220 >

この作品をシェア

pagetop