イケメンhomeless
「薫ちゃん 何て言った?」


「渚が決めたことなら

何も言わないって・・・

怒って電話切ったみたい」


桜子さんはため息をつきながら


「私が電話を代わった時に

何かあったのか?って

言葉が欲しかったね

そしたら2人で

話せることも出来たのに

どうして渚ちゃんが

離れて暮らしたいって

言った気持ち・・・

分からないのかな」


桜子さんは家に帰る前に

アタシの家に寄って

洋服を取りに行った

30分ほど経って

車に戻った桜子さんは

かなり怒ってて


「薫ちゃん・・・やっぱり

少し頭冷やしたほうがいいわ!

私が家に行った時

薫ちゃんパソコン開いてて

調べ物してたんだろうけど

ずっと あんな調子なの?」


「うん 

経営とかの本読んでるか

パソコン開いてる

アタシに話しても分からないと

思ってるんだろうけど

少しはアタシにだって

出来ることないかなって

思うんだよね

何でも「1人でやろう!」って

薫ちゃんは

思ってるんだろうけど

でもカフェはアタシと

2人で開くって言ってたのに

アタシには何も言わない」

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