イケメンhomeless
帰りながら渚は雛子に

プレゼントの

お礼メールを送った

家に着くと薫ちゃんは

キッチンのパソコンで

調べ物をしてた


「ただいま」


『おかえり』


自分の部屋に戻ろうとすると


『今日誕生日だよね 

おめでとう』


「え・・・何でしってんの?」


驚いて聞いてみると

薫ちゃんは

家の電話に指を刺した

留守番電話のマークが点滅

押してみると


「なぎさ~
 
18歳の誕生日おめでとう!

一緒にお祝い出来ないけど

楽しく過ごしてね

プレゼント贈ったからね

じゃあ またかけるね」


電話は姉の瑞樹からだった。


(そっか~

留守電って留守にしてても

聞こえるんだよね)



『今日はお祝いしょ

俺の得意な豚カツにすっから

あ~プレゼントはね

仕事決まったら渡すから』



「えっ!お金少ないのに

何か気使わせてごめんね

プレゼントは

気にしなくていいよ~」



『そんなわけにもいかないよ

18歳の誕生日なんだしさ

今日は豚カツで

お祝いしょう』


「ありがとうね」


1人暮らしをはじめて

初めての誕生日


(まさか...

男の人と過ごすなんて

思ってもなかったな)


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