イケメンhomeless
アタシが2階の部屋へ上がると

玄関前に薫ちゃんの姿は無く

ドアを開けて玄関へと入った


「遅くなって...ごめん」


『いいからココ座って!』


「はい」


薫ちゃんの目の前に座ると

アタシの大好きなレモンティを

コップに注いでくれた

薫ちゃんの前には500mlの

缶ビールが2本

いつも飲まないのにな...


「飲んでたの?」


『ああ』


『約束事の中には

入ってないけど遅くなる時は

連絡して俺さ~

変なことばかり考えて

襲われたんじゃないかとか

事故にあったんじゃないか

って心配したんだぜ』


「ごめんなさい」


『ま~雛子ちゃんだっけ?

電話に出たの』


「うん...そう」


『その子から一応話は聞いた』


「うん」


『正直に言ってな

俺が女と歩いてたの

気に入らなかった?』



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