イケメンhomeless
それから約30分位経った6時に

薫ちゃんの携帯が音を立てた


「おはよう 6時だよ~」


アタシは薫ちゃんに声を掛けて

コンロの鍋に火をつけて

オムライスを

レンジで温め始めた


『おはよう...あれ! 

俺こっちで寝てたっけ?』


「アタシがお風呂から出たら

薫ちゃんテーブルで寝てた

んで お布団敷いて

薫ちゃん運んだんだよ!

やっぱ~寝ぼけてたんだ」


少し怖い顔をして

振り返ってみた


『え?...俺何かした?』


「多分無意識でしたみたいね

おでこにチュッって...」


『え~ごめん覚えてない』


「ま! 別にいいけど~」


そう言うと薫ちゃんはお布団を

畳み終えるとレンジの中の

暖めてたオムライスを見て


『あ~暖めてたんだ~』


ってアタシの横に来て

今度はアタシの頬にKISSをした



< 58 / 220 >

この作品をシェア

pagetop