イケメンhomeless
桜子さんを

見送ると部屋へ戻った

薫ちゃんは新しい携帯の

取扱説明書を読んでた

(こんなに分厚い本やっぱり

読んでる人っているんだ)


「薫ちゃん番号教えてワンギリ

してくれたらいいから」


『おぅ』


そう言うと薫ちゃんは

私の携帯に電話をかけてくれた

番号の下4桁を見ると0411

(アタシの誕生日だ~~~)

すごく嬉しかった


薫ちゃんは 

まだ分厚い本を読んでた

「薫ちゃんそれ全部読むの?」


『ああ

一応読んでおかないとさ』


「でもアタシと

同じだからアタシに

聞いた方が早くない?」


薫ちゃんは思い出したように


『同じだったんだよね』って


照れたのか頭をかいてた


それから薫ちゃんに携帯の

使い方を教えてと言われたので

一応 一通り説明した


「そういえばさ~
 
桜子さんが薫ちゃんに聞いてって

言ってたけど・・・」


『あ~桜子のコトだろ』
 

「うん 一応聞いて置きたい」


『あ~煙草吸ってきてから

教えるね』


「うん!」


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