イケメンhomeless
以前、友達と遊んでて

遅くなって帰ってきた日

薫ちゃんが言ってた

言葉を思い出した


『ん?』



「今ひらめいたんだけど

この前 

遅くなって薫ちゃんに

【襲われたりしたら】って

怒った時のこと

思えてるよね?」


『ああ 覚えてるよ』


「アタシが襲われてたトコを

薫ちゃんが助けたって

 言うのはどうかな?」



『何か嘘っぽくない?それ

何かのドラマみたいじゃん』


「そう言われればそうだよね」


『やっぱ 

俺が考えたこと言うよ

自然な風に言ったほうが

いいと思うからね』


「どんな風にいうの?」


『それは明日 

親に会ってからの
 
楽しみに取っとけ!』


「え~~~ケチ!」


『あ~明日9時20分の電車に

乗るから今日は寝よう』


「あ~そうだね」


何か はぐらかされたみたい

ま~いいっか

明日の楽しみも出来たし

アタシはベッドに入って

薫ちゃんはベッドの横に

お布団を敷いて眠りについた



 


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