ふたつの指輪
4. 誓い
「おい、何こんなとこで寝てんだよ。ベッドで寝ろ」
頬を軽く叩く手。
(なに……尊さん?)
「さむ…い……」
「当たり前だろ、あんなところじゃ」
寝ぼけ眼のあたしを、誰かの腕が抱え上げた。
「こら、重いぞ」
笑い混じりの声とともに、どさっとベッドに落とされる。
「もう、何よ……」
重たい瞼を何とか持ち上げると、明るいキラキラした笑顔があった。
(か、魁人くん!)
目を開けたら、この顔。
目覚ましにはピッタリ。
あたしの脳は途端にぴりりと冴えた。
頬を軽く叩く手。
(なに……尊さん?)
「さむ…い……」
「当たり前だろ、あんなところじゃ」
寝ぼけ眼のあたしを、誰かの腕が抱え上げた。
「こら、重いぞ」
笑い混じりの声とともに、どさっとベッドに落とされる。
「もう、何よ……」
重たい瞼を何とか持ち上げると、明るいキラキラした笑顔があった。
(か、魁人くん!)
目を開けたら、この顔。
目覚ましにはピッタリ。
あたしの脳は途端にぴりりと冴えた。