ふたつの指輪
「あたしがソファで寝るから、ベッド使ってください」
「……客をソファに寝かせられるか」
意外に礼儀正しかったりする。
「あたし、小さいから、ソファで十分寝られるし」
黒い目があたしをじっと見た。
「……それもそうだな、代われ」
即起きあがる。
あたしがソファに寝ころがると、上からふわりと掛け布団が掛けられた。
「ほんとだ、あんたならすっぽり入るな」
面白そうに言う。
ソファはあたしが足を伸ばしてもまだ全然余裕があった。
むしろ快適。
……どうせチビだもん。
あたしはまたしても、口をとがらせた。
「……客をソファに寝かせられるか」
意外に礼儀正しかったりする。
「あたし、小さいから、ソファで十分寝られるし」
黒い目があたしをじっと見た。
「……それもそうだな、代われ」
即起きあがる。
あたしがソファに寝ころがると、上からふわりと掛け布団が掛けられた。
「ほんとだ、あんたならすっぽり入るな」
面白そうに言う。
ソファはあたしが足を伸ばしてもまだ全然余裕があった。
むしろ快適。
……どうせチビだもん。
あたしはまたしても、口をとがらせた。