私の夢と、彼の事情
「じゃん! 第一問!」

幽霊は右手の人差し指を立てて、うれし
そうな顔をした。いたずらっ子のようだ。

か、かわいい!この子、好きなタイプだ。

「君は詩が好きですか?」

人差し指をピンと立てた男の子は、私に
そう質問すると、キラキラした目で私を
見つめる。

死? ああ、詩かな・・う~ん、好き
だけど?

< 25 / 91 >

この作品をシェア

pagetop