私の夢と、彼の事情

第5話・三奈さんのパート3

それから2日間、私は自分の部屋にこも
り、ひたすらノートとにらめっこして
いた。

床には、ぐしゃぐしゃと丸めた失敗作が
転がっている。


「か、書けない・・!」


誰もいない部屋で、私は頭をぐしゃ
ぐしゃと掻き乱しながら呟く。

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