私の夢と、彼の事情
「ええっ!?」

私は心底から驚いたが、いままさに猫を
撫でていられるという喜びが、徐々に
実感されてきた。

私の顔には満面の笑みが浮かび、私は
無我夢中で、猫を撫で続けた。

あごを撫でると猫は「ニャー」と鳴いた。
お腹を掻くと、猫は「ニャー」と鳴いた。


もう、なんて可愛い生き物だろう!
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