私の夢と、彼の事情
ああ、そうだ、ドラちゃん、私の親友!

なんでそんな大事なこと、今まで忘れ
ることができていたんだろう。

あれ? でも、おかしいぞ??



「あ、あなた、何でドラちゃんのこと
 知ってるの?」

そうだ。この幽霊が何で、私の10年
前の親友の名前を知っているんだろ?
ありえない・・

「不思議?」

こくこくうなづく私。幽霊の目は笑って
いる。

「実はね・・僕が、そのドラちゃん
 なんだ」

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