私の夢と、彼の事情
「え? どうやって?」


「どうやらここは、心霊スポットと
 勘違いされているらしくてね。

 夏になるとよく、人が来るんだ。

 ここに来た一人の記憶を操作して、
 「この小屋にくれば、動物と話せる
 ようになる」という情報を書き加えた
 のさ。

 今の君なら、喉から手がでるくらい、
 欲しい力のはずだからね。

 ウワサを流せば、絶対君はここに来る
 って思った」

< 60 / 91 >

この作品をシェア

pagetop