せんせ。
でも辞めれるわけないし。とりあえずどうしたらいいんだろ。

どうしたら考えてもらえるんだろ。






「母さん、参考書欲しいからお金ちょーだい。」




勉強しまくろう。とりあえずなんかの科目で1番目指すしかない。




先生、あたしのこと気にして。





それからの勉強の仕方は激しくて。



めきめき



って音が鳴ってるんじゃないか?てくらいの勢いであたしの成績は伸びた。




先生、これがあたしの愛の力だよ。







「最近凄い成績上がったなおまえ。最初カンニング疑惑出たくらい。小テストもこの前の学力テストもおまえマークされてたよ?笑」


「あたし今めっちゃ勉強してんの。先生のこと考える時間を勉強にあててんの。」


「いいことじゃん。そのまま俺のこと考えずに勉強続けなさいね。」


「勉強してんのは先生を忘れるためじゃないよ。先生に見て欲しいからだよ。気になるでしょ?あたしが頭良くなってったら。どーしようもないくらい可愛い可愛い生徒になるでしょ?」


「だから最初っから可愛い可愛い生徒だっつの。」


「だからだから。可愛くなりすぎて好きになっちゃえばいいなて思って。」
< 2 / 11 >

この作品をシェア

pagetop