白と黒。。。後編。


『バカヤロー!なんで…なんでだよ!』



雫も涙を溢れさせ憤りのない感情を拳に込め続けた



段々と晴美の体から動きが消えて行く



それでも雫の拳が止まる事はなかった



青く腫れ上がり何本かの指が異様な方向に向いている



『バカヤロー…バカヤロー…』



周りで見ていた者達は同じ事を脳裏に浮かばせていた



゛殺す気だ゛



そんな中、一人の女が雫の拳を掴んだ



『もう…やめて…』



それは好江だった




………
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