白と黒。。。後編。


『離してくれ!これはケジメなんだ』



雫が言った



『もう十分だよ…』



好江は優しい表情で雫に言葉を掛けた



『でも…』



『良いから!…雫さん私ね…あの日の夜に玲子と電話したんだ。それでね…私…止めたんだ…でも止めれなかった。だから私にも責任がある…それにあの子、バカだけど人を見る目だけはあってさ…あなたの事…いい人だって…だから…』




『うわぁぁぁん』




雫はその場に泣き崩れた


今まで築き上げてきた冷血の雫が人前で見せる初めての涙だった




………
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