白と黒。。。後編。


ざま〜みろと言わんばかりに笑っていると隣の風哉が口を開いた



『ダメだよ』



『え…』



風哉の声は小さく皆の声に掻き消された



絢香は少し風哉に近づき耳を済ました



『ダメだよ。女の子が蹴ったりしたら。』



『あ…バレてた?』



絢香は罰が悪い表情を浮かべ舌を出した



『ふふふ…絢香さんて面白いね』



風哉が少年のような笑顔で笑う


絢香は不覚にも、その笑顔に見入ってしまった



何か不思議な雰囲気を持った風哉に…



………
< 147 / 356 >

この作品をシェア

pagetop