白と黒。。。後編。


『いいじゃん。どっちでも…』



風哉がコップのストローを回しながら言った



コップの氷がカランッと音をたてる



『え…?』



絢香は軽く驚いた返事を返した



『だってさ、どっちかを本当の自分て決めたら片方は嘘になっちゃうよ。』



風哉の言葉が絢香の胸に染み渡る



今までこれほど人の言葉が素直に聞けた事はなかった



『そうだよね…ハハハ。』



絢香は自然と笑みがこぼれた



………
< 159 / 356 >

この作品をシェア

pagetop