白と黒。。。後編。


『マジで殺すぞ!しつこいんだよ!』



再度、目の前に立った風哉に男は声を荒げた



『ダメだよ!ルールは守らないと…』



風哉は強い眼差しで男達を見つめた



徐々に辺りの空気が変わりはじめる



見て見ぬ振りをしていた客達も目を背けなくなった



そしてカウンター越しに責任者らしき人が口を開いた



『お客様、申し訳ありませんが後ろにお並びいただけますか?』



そう言われ男達は目を見合わせ表情を歪める



さすがに場の空気を察し男達は渋々店を出ていった



『お前、覚えてろよ!』



………
< 171 / 356 >

この作品をシェア

pagetop