白と黒。。。後編。


そして店内には先程までの賑やかな雰囲気が戻った



レジの女の子達が頬を赤く染め風哉に視線を送る



『大丈夫?』



絢香が言った



『うん。大丈夫だよ!』



風哉は何事も無かったように微笑んだ



絢香の胸が高鳴る



今まで絢香は、自分が間違っていないと思えば全て力ずくで解決してきた



こんな解決方法があったなんて知らなかった



いや、知っていたとしても自分には出来ない



絢香の胸に抱いた事がない感情が芽を出し始めていた



………
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