白と黒。。。後編。


夢のような心地良さが帰りの道程を早く感じさせる



なんの会話をするでもなくただただ風景だけが流れていった



気が付くと絢香の家の近くまで着いていた



『ここで良いよ。』



絢香が言った



心地良い風が次第に弱まっていく



そして自転車が止まり終わりを告げた



降りないとダメなのは解っている



しかし意思に反して腕が力強く風哉を抱きしめる



その時だった



………
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