白と黒。。。後編。


テーブルに広げられた物に絢香は息を飲んだ



触らなくても解る程の鋭利なナイフ


いかにも頑丈そうなロープ


絢香の中にあった疑問が繋がった



『やっぱりか…』



絢香は悲しげに溜め息を吐いた



そこに好江が追い付く



『お前に関係ないだろ…』



『関係あるよ。玲子も好江もクラスメイトだから』



絢香が振り向いて言った



『お前みたい優等生の出る幕じゃないって…』



好江が怪訝そうに呟く




………
< 42 / 356 >

この作品をシェア

pagetop