白と黒。。。後編。
『もしもし』
(誰…?)
『あの南中の上山好江と言います。』
(あぁ…南中ね…それで?)
電話の相手は雫の側近、香織だった
香織の電話番号は南中の不良なら誰だって知っていた
それは南中が北中の配下だった為だ
定期的に不良達の間に連絡が回る
その内容は至ってシンプルなものだった
雫が作ったグループに入らないか…と言う内容だ
月に何人かの生徒が甘い夢を見てグループに仲間入りするが現実を知って抜ける者が後を絶たない
その中の一人が玲子だったのだ
………