白と黒。。。後編。


『もしもし』



(誰…?)



『あの南中の上山好江と言います。』



(あぁ…南中ね…それで?)



電話の相手は雫の側近、香織だった


香織の電話番号は南中の不良なら誰だって知っていた


それは南中が北中の配下だった為だ


定期的に不良達の間に連絡が回る


その内容は至ってシンプルなものだった



雫が作ったグループに入らないか…と言う内容だ



月に何人かの生徒が甘い夢を見てグループに仲間入りするが現実を知って抜ける者が後を絶たない



その中の一人が玲子だったのだ



………
< 46 / 356 >

この作品をシェア

pagetop