恋の魔法。

・・・・。

なんとなく後ろを振り返ってみる。

・・・と、天空クン。

「俺もこっちだから。」


少し嬉しそうに彼は言う。


「フンっ」

無視してずんずん進む。


目の前には我が家。
はぁ・・やっとついたー。


チラッと横をみるとヤツがまだいた。


「俺ん家ここなんだ。」


そういって彼の見た先は・・・

ええ!?あたしの家の真向かいじゃん・・・


今まで誰もすんでなかったのに!


あたしが不思議そうな顔をしていると、


「俺、昨日初めてここにきたんだよ。だからこの辺のこととか色々教えてね♪」


相変わらず可愛いスマイルで言ってくる。


む・・堕とそうったって、そうはいかないわよ!
・・って、あたし考えすぎかな。。。


「気が向いたらね。んじゃっ」


「あ、待って!携帯もってる?」


「・・・。もってるケド?」


「メアド交換しよ~♪」


「だ、誰がアンタなんかと!」

ズカズカと家IN。


何なのよアイツ~~。
あたしにつきまとって!

ウザいことこの上ナシ!!
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