ビジュアルな恋


「実はさ、麻優ちゃんに、話したい事があって。」


「…話したい事??」


「実は、俺さ好きな人が居てさ…」


ガクさんの言葉に、胸が痛む。


「その子はね、俺と一緒で同じ作家さんが好きで、突然出会って、俺の一目惚れでね…」


「はい…」

もう、聞きたくないよ。あたしは、目をつむって俯く。

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