ずっと、ともだち。



でもね、







なのにね、







ジムニー、しんだの。







いきなり、しんじゃったの。







ぼくが、いつものようにふたりをみにいこうとしたら、

ジムニー、ぷかぷか―って、ういてきたの。







でも、いつものジムニーじゃなくて。


ジムニー、よこをむいたままで、
おくちもパクパクしてなかった。


ほっぺもパカパカしてなかった。







おひれもヒラヒラしてなかった。







ジムニー、

ってよんでも、ピチョン、ってはねなかった。







ジムニー、しんだの。







ジムニー、しんじゃったの。







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