a☆u★c〜全部請け負う部活動!!〜
そんな彼の態度に、本郷は突っ掛かる。
「この学校はおかしいです!窓を平気で割ったり、先生に奇襲を掛けたり!」
「友達引き摺って職員室に来たり?」
楡が首を傾げながら彼女の言葉に付け加える。
それに対し、激しく頷いたのはもちろん結城だ。
「とにかく、どうしてこの学校はこんなに荒れてるんですか?」
「どうして会話がうまく成り立たないんですか?」
「お前等がボケまくりだからだよォオ!」
本郷の言葉に真面目に答えようとしない楡に、結城もついツッコミを入れてしまう。
かなりの苦労人ポジションだ。
「君の言い分はわかったが…新任の俺に言ったところでどうにかなると思うか?普通なら任期の長いベテランに聞くのが良いと思うが」
「判ってないなぁ、こういう時は、新任教師が学校を変えるために奮闘するんですよ?」
「だからドラマ見過ぎだろ。世の中の教師が皆ヤン●ミみたいだと思ったら大間違いだぞ」
「リアルな話すんなよ!」
さっきから下手な漫才を繰り広げる三人に、すっかり職員室の温度は下がってしまった。