Magic Academy ~禁書に愛された少女~
「じゃ、シークは魔法書なんだ」
部屋の片づけをしながら、シークとお喋りをしていた。
シークはそこそこ有名な魔法書だったが、いろいろあって封印をされ、今のアマダスの法具倉庫に、人目につかないようにひっそりと、隠されていたらしい。魔法書なだけあって、知識はかなり豊富で、いろいろ、以前から疑問だったことなんかも教えてくれた。
ある程度片付いたところで、ふぅ、と、一息つく。すると、入り口のドアがこんこん、と鳴った。
「はーい」
ドアを開けると、そとにはうみが立っていた。
「そろそろ時間が来るし、食堂に行こうぜ」
「うん、ちょっと待ってて」
ドアを閉じて、手を洗い、タオルを机の上に置く。
「シーク、ちょっと私、ご飯行ってくるね」
小声でシークに声をかけると、シークは面白そうだ、と小さな本の形のチャームがついた、ネックレスに変わった。
『俺も連れて行け』
「は!?何言って」
文句を言いかけたとき、うみがまだかー?と、扉の向こうから声をかけてきた。
「…んもう!」
急いでネックレスをつけて、部屋を出た。
「ごめんごめん、お待たせ」
「おう、急ごうぜ」
そう言って急いで食堂へと向かった。
部屋の片づけをしながら、シークとお喋りをしていた。
シークはそこそこ有名な魔法書だったが、いろいろあって封印をされ、今のアマダスの法具倉庫に、人目につかないようにひっそりと、隠されていたらしい。魔法書なだけあって、知識はかなり豊富で、いろいろ、以前から疑問だったことなんかも教えてくれた。
ある程度片付いたところで、ふぅ、と、一息つく。すると、入り口のドアがこんこん、と鳴った。
「はーい」
ドアを開けると、そとにはうみが立っていた。
「そろそろ時間が来るし、食堂に行こうぜ」
「うん、ちょっと待ってて」
ドアを閉じて、手を洗い、タオルを机の上に置く。
「シーク、ちょっと私、ご飯行ってくるね」
小声でシークに声をかけると、シークは面白そうだ、と小さな本の形のチャームがついた、ネックレスに変わった。
『俺も連れて行け』
「は!?何言って」
文句を言いかけたとき、うみがまだかー?と、扉の向こうから声をかけてきた。
「…んもう!」
急いでネックレスをつけて、部屋を出た。
「ごめんごめん、お待たせ」
「おう、急ごうぜ」
そう言って急いで食堂へと向かった。