Magic Academy ~禁書に愛された少女~
1st Wonders -薬草-
「シーク、おはよう」
シークに声をかけるが、返事が無い。軽く表紙をこんこん、と、叩くと、シークがうーん、と唸った。
「シークってば。本のくせに寝るんだねー」
服を着替えていると、シークがバサッと棚から落ちた。
「ちょっと、大丈夫!?」
シークを持ち上げると、表紙をバタバタさせながら、早く着替えてしまえと怒られた。
「なによ…もう」
シークを少し乱暴にバン!と机に置く。シークが痛い!と叫ぶが、そらは気にせずそのまま着替えた。
「ほら、シーク。ネックレスになって」
そらがいうと、シークはすっとネックレスに姿を変えた。
「シークってなんにでもなれるの?」
ネックレスをつけながら、そらが聞くと、シークは短く、ああ、とだけ答えた。
「ふーん。人の姿とかにもなれたりするの?」
強い魔力を持った妖精なんかは、人の姿になることができるといわれている。シークの魔力もそうとうのものだという話だから、それなら、シークも人の姿になれるのでは?と思ったのだ。
「いや、人型は…」
シークがもごもごとする。そらは、やっぱり人形になるのは難しいのかな、なんてことを思いながら、ふーん、とだけ答えた。
「よし、行きますか!」
杖と学生証だけ持って、部屋を出た。すると、ちょうど隣の部屋から、うみが出てきた。
「あ、うみ。おはよう」
「おはよう、そら」
2人は揃ってエレベーターに乗った。1Fにつくと、すでにアッシュとドルイドの姿があった。
「おはよう!」
アッシュに声をかけられて、そらもおはよう、と返した。
シークに声をかけるが、返事が無い。軽く表紙をこんこん、と、叩くと、シークがうーん、と唸った。
「シークってば。本のくせに寝るんだねー」
服を着替えていると、シークがバサッと棚から落ちた。
「ちょっと、大丈夫!?」
シークを持ち上げると、表紙をバタバタさせながら、早く着替えてしまえと怒られた。
「なによ…もう」
シークを少し乱暴にバン!と机に置く。シークが痛い!と叫ぶが、そらは気にせずそのまま着替えた。
「ほら、シーク。ネックレスになって」
そらがいうと、シークはすっとネックレスに姿を変えた。
「シークってなんにでもなれるの?」
ネックレスをつけながら、そらが聞くと、シークは短く、ああ、とだけ答えた。
「ふーん。人の姿とかにもなれたりするの?」
強い魔力を持った妖精なんかは、人の姿になることができるといわれている。シークの魔力もそうとうのものだという話だから、それなら、シークも人の姿になれるのでは?と思ったのだ。
「いや、人型は…」
シークがもごもごとする。そらは、やっぱり人形になるのは難しいのかな、なんてことを思いながら、ふーん、とだけ答えた。
「よし、行きますか!」
杖と学生証だけ持って、部屋を出た。すると、ちょうど隣の部屋から、うみが出てきた。
「あ、うみ。おはよう」
「おはよう、そら」
2人は揃ってエレベーターに乗った。1Fにつくと、すでにアッシュとドルイドの姿があった。
「おはよう!」
アッシュに声をかけられて、そらもおはよう、と返した。