禁じられた遊び
「どこ、見てんだよ!」

浴室で、克波さんが大きな声を出した

シャワーで克波さんの体を流しながら、あたしの目はその…股間に注目していた

だって…気になるでしょ?

まじまじと見たことなんてないし

「小さいなって思って」

「ち……ちっさいとか言うな!」

克波さんの耳が一気に赤くなった

「『小さい』は男のプライドを傷つける言葉だぞ」

「え? あ…ごめんなさい
そういう意味じゃなくて…そのエッチのときに比べると…ってことです
こんなに収縮しているなんて思わなかったから…」

あたしまで、頬が真っ赤になった

克波さんの体は、痣だらけで、痛々しい

とくに酷いのが足

骨折していると言っていた左足の内出血がひどい

「あ、そっか
桃香は経験あり…か」

「好きでしたわけじゃないけど」

「そこは詳しく聞かねえ」

「知ってるでしょ」

「まあ、な」

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